台風の時にだけ雨漏りをする原因と場所を特定する散水検査について

散水検査とは建物に人工的に水をかけて雨漏りの再現・原因特定を行う調査方法です。台風や豪雨でしか雨漏りしない場合、実際の雨と同じ条件を再現しづらいため、この検査が有効になります。

目的は、雨漏りの「侵入口（どこから入るか）」と「浸入経路（どう伝わってくるか）」を突き止め、外壁や屋根の補修が正しく行えるようにします。

方法はホースやノズルを使って、建物の疑わしい部位に水をかけ、室内側で雨漏りが再現されるかを確認します。（部位ごとに順番を分けて水をかけ、原因箇所を切り分けていく。）

雨漏りが起きる条件（台風時・強風時・長雨時など）を把握し、雨漏りをした際に写真や動画で記録として残しておくようにしましょう。そうした事前材料が揃っていることで、原因箇所に近づき補修工事の精度を上げることができます。